2011-05-28 温存する勇気 上場すると特に顕著なのだろうけれども、経営者が 「今の経済環境下では業績が伸びないな。正直に言おう」 ということができないのだろう。株主(投資家)による短期的な成長期待が大き過ぎて、”温存”という選択肢がどうしても取り難い。で、手を出さなくてもいいところに手を出してしまうとすると、目も当てられない。成長(=企業価値向上)請負人である経営者が、低成長時代に割を食うことは肝に銘じておきたい。「温存する勇気」が必要だ。