中国についての認識
ここでは政治面の問題はあえて書かず、経済(政治以外の)面から書いておきたい。
中国は今まで、市場も資本も技術も無いところから、外国資本を手を結ぶ政策によってここまで来た。
しかし、今は資金も企業も市場も中国国内にある。
間違いなく中国のプレゼンスは高まる。
追い抜かれる側の日本はあまり良い気持ちがしないかもしれないし、隣の国がどんどん大きくなっていくことに脅威を感じるかもしれないが、その事実を受け入れ、そして認識を改めなければならないと思う。
まず「私は中国を20年もいたからよく知っている」という日本人を、老害とまでは言わないが、そういう人達の意見を100%そのまま受け入れるのはナンセンスである。
参考程度に留めるべきである。
また、日本のメディアも(視聴率が取れるからと言って)違法コピー問題やマナーの問題、土地や企業の買収と言った面ばかりをクローズアップし過ぎるべきではない。
違法コピーのゲームや映画・ドラマを買っているのは現地にいる日本人が多いのだし、日本の土地や企業を売りたいと言って迫っている日本人がいることも事実なのだから。
実に大きな功績を残していたり、さらに今仕掛かりの重要案件があるにも関わらず、「たった一言の失言」で次々と辞任させられる日本の大臣。
これと同じだ。
「木を見て森を見ず」
中国との関わりをもっと大局観を持って、そして現実を十分に受け入れながらつきあっていくべきだと思う。